on that occasion 叙情詩 ピエロ

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叙情詩

過去に書いた作品をいくつか掲載しています。

ピエロ

さよなら僕の恋人よ
微笑んでドアを閉めよう
これから君がどのような
選択をし続けるのか
見守ってあげられないね
それがとても悲しいんだ

本当に好きなら泣くよ
そんな風に君は言うけど
それはね僕の人生が
こんなことに慣れてるから
たえず何かに怯えてる
ぬいぐるみのピエロだから

だけどねそのぬいぐるみも
だんだんまぶたが重くて
外が明るくなった頃
誰もいないおもちゃ箱で
たくさんの思い出抱いて
いつかしら眠ってしまう

無限に広がる宇宙は
記憶の画像で覆われ
それぞれに感情がある
暗闇にひとりぼっちで
胸が痛くて苦しくて
ずっと君にいて欲しくて

目が覚めて昨日のことが
頭の中ループしてる
ドアを閉める時に君は
僕の顔ぼんやり見てた
芸のできないピエロはね
にこっとするしかなかった