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彼の作品は一見するととてもやさしく映る。
親しみやすく、素読でもフレーズが楽しめる。
しかし一歩ずつ踏み込んでいくと、生々しい感情や複雑な恋愛の現場が浮かび上がり、一語の重みが変化していく。
主人公は愛や運命、仕事や過去についてたびたび述べているが、それがどんな思いで発せられたものなのか。
読み解くごとに本書の内容は厚みを増してくることだろう。
若原光彦(解説より)
著者…任 務城 あとがき…ひらかわひさよ
解説…若原光彦 表紙イラスト…石川武志 装丁…松本美加
2006年8月発売 星湖舎 B6版 P180 定価600円+税 ISBN4-921142-92-0 C0093
言葉という彩色ツールで、色を産み、それらを配合している姿が見えてくる。
彼がこのツールを用い、実際には目に映ることの無い、「僕ら」の体温や息遣い、鼓動の音、漂う香り、情景、時間距離、心象までをも、感覚的な色で彩色し、作品全体の配色バランスに気を配っている様子が目に浮かぶ。
だから読み手の私は彼の詩を読むと同時に、彼が描いた絵や映像を観ている様な気分に浸り、感覚的な色を纏った「僕ら」をリアルに五感で感じ取れるのだろう。
元山美保(あとがきより)
著者…任 務城 あとがき…元山美保 森山誠子
表紙モデル・写真…山本光恵
2004年2月発売 星湖舎 B6版 P118 定価952円+税 ISBN4-921142-68-8 C0092
好きな人がいて、好きな人も自分のことが好きで、両思いで、すごい幸せで。
なんか毎日いろんなものがキラキラ見えて、歩いているだけで並木とかもすごく綺麗で。
任さんの詩にはそんな風景がいっぱい出てきた。綺麗だなぁって思った。
山本光恵(あとがきより)
著者…任 務城 あとがき…山本光恵
表紙モデル・写真…山本光恵
2002年12月 星湖舎 B6版 P122 定価800円+税 ISBN4-921142-62-9 C0092