on that occasion 叙情詩 二月の空とセロー

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叙情詩

過去に書いた作品をいくつか掲載しています。

二月の空とセロー

君のほっぺた 赤く染まって
二人吐く息は 白く曇って

今日の雪はまだ 積もることなく
風に吹かれて スクロールする

君の暖かい 右手が僕の
価値感を融かす
僕は左手 君が凍らぬよう
ポッケから出す

もし一つだけ プレゼント僕に
くれるならあと 少し一緒にいて

アスファルト滲む 掌で融ける
明日にはこの雪 無かったように

僕はどこまで 君に僕自身
話してただろう
君は笑って それに触れず今日
あったこと話す

掌で雪が 融けるの待ってる
まだどこか僕は 暖かいから

強引に僕の 手を掴んでまた
ポッケに入れる 二月の夕空

僕はどこまで 君に心を
開いてただろう
君は笑って それら触れずただ
そばにいてくれる

君の暖かい 右手が僕の
価値感を融かす
僕はありがとう 君が気づかぬよう
何度も唱える

僕の生き方 間違ってたかな
時々君に 聞いてみたくなる