過去に書いた作品をいくつか掲載しています。
さよなら僕の恋人よ
微笑んでドアを閉めよう
これから君がどのような
選択をし続けるのか
見守ってあげられないね
それがとても悲しいんだ
本当に好きなら泣くよ
そんな風に君は言うけど
それはね僕の人生が
こんなことに慣れてるから
たえず何かに怯えてる
ぬいぐるみのピエロだから
だけどねそのぬいぐるみも
だんだんまぶたが重くて
外が明るくなった頃
誰もいないおもちゃ箱で
たくさんの思い出抱いて
いつかしら眠ってしまう
無限に広がる宇宙は
記憶の画像で覆われ
それぞれに感情がある
暗闇にひとりぼっちで
胸が痛くて苦しくて
ずっと君にいて欲しくて
目が覚めて昨日のことが
頭の中ループしてる
ドアを閉める時に君は
僕の顔ぼんやり見てた
芸のできないピエロはね
にこっとするしかなかった